PM1406は食品や飲料水、加工品などの放射線量を測定するためのコンパクトな測定器です。固体だけでなく、粉末状、液状のものでも検査できます。PM1406を使えば、家庭や小規模店、レストランやコーヒーショップなどでも手軽に食品の放射線量が測定できます。機器が置かれている場所の放射線量も測定できます。
食品放射線測定器PM1406は、専門家向けの高度な機能と一般向けの機器の使いやすさと低価格を兼ね備えた測定器です。
原子力事故が起こった場合に、食品に混入しやすいセシウム137やセシウム134、自然界に存在するカリウム40の値を測定することによって、放射能を測定します。
![]() |
測定は、すべてパソコンで行います。測定器は、USBでパソコンに接続します。付属の専用ソフトウェアを使用することで、検出器の操作、機器の設定、測定結果の表示と保存が可能です。操作しやすいインターフェースになっており、放射線やコンピューターの知識を持っていない方でも簡単に操作ができるようになっています。 |
プログラムを使えば、食品中の放射性物質の値が規制値とどれぐらい違うのか、食品がどの程度放射性物質に汚染されているのかを、パソコン画面で見ることができます。測定結果を元に、食品が安全なのかを判断することができます。
![]() |
![]() |
食品の放射線量は自動的に測定・分析され、各国で設定された食品基準値と比較できます。設定を変更すれば、他の国の食品基準値を設定することもできます。国の基準値が変更された場合は、当社のサイトでプログラムの更新できます。
製品は、とても便利にできています。よく測定する食品項目は、より簡単に選べるようになっています。また測定記録を保存でき、画面の言語も変更できます。測定単位を変更することもでき、お客様の要求に応える製品になっています。
専用プログラムを使えば、過去のデータを閲覧したり、比較したりすることができます。
パソコンでインターネットに接続すると、自動的にプログラムの更新が行われます。放射性物質の規制値も自動的に更新されます。
![]() |
食品中の放射線量が多い場合、数分で測定できます。放射線量が少なければ少ないほど測定に時間がかかります。検出器とマリネリ容器が入る鉛容器を使用することもできます。鉛容器を使えば、機器を設置した周辺のガンマ線の影響を減らし、機器の感度を上げ、測定のスピードを上げることができます。鉛容器を使用した場合の検出限界値は10ベクレル/㎏です。
|
PM1406 | |
---|---|
検出器 | CsI (Tl) シンチレーション |
計測対象の核種 | セシウム134, 137 カリウム 40 |
測定対象物の密度 | 0.2 ~ 1.6 g/cm3 |
測定放射線: 測定範囲: | 25 Bq/kg (Bq/l) ~ 105 Bq/kg (Bq/l) |
反応時間: | 35% (95%の信頼性) |
測定時間: | 50% (95%の信頼性) (鉛ケース使用時) |
線量当量率の指示範囲 | 0.1 μSv/h ~ 10 μSv/h 0.662 Mev (セシウム137)に対して |
線量当量率の測定における最大許容相対誤差 | ±30% 0.662 Mev (セシウム137)に対して |
ガンマ線に対するエネルギー範囲 | 150 ~ 3000 keV |
全体寸法 | |
動作環境: | 0 ~ +50oC (32 to 122oF) |
防水防塵: | IP55防水・防塵保護 |
電源: | USB接続/パソコンのUSB 2.0 から電源供給 |